光視症:神戸市須磨区板宿の梶川眼科医院

光視症とは?!

光視症とは、視野の一部分に閃光(せんこう)を感じる症状で、「キラキラしたものが見える」「ピカピカと光が見える」「稲妻のような光が見える」など患者さんは様々な訴えとして表現をされます。

光視症は、次の2つに大きく分類されます。
 (1)眼球内の硝子体(しょうしたい)および網膜が原因の光視症。
 (2)片頭痛による閃輝性暗点、頭蓋内病変が原因の光視症。

硝子体および網膜が原因の光視症

この光視症は、患者さんご自身で左右どちらの目に起こったかを認識することが出来るという特徴があります。
通常、網膜の前にはゼリー状の硝子体(卵の白身のような透明なもの)が詰まっていますが、この硝子体は加齢などで収縮してきます。硝子体と網膜は若い間しっかりと癒着しており、それが剥がれる際、網膜が引っ張られその刺激で光視症が起こります。また、収縮した硝子体が眼球運動によって網膜にあたる時にも起こります。これは数週間から数年間持続します。
光視症は、網膜剥離の兆候の場合もあり、網膜裂孔(網膜の裂け目)や網膜円孔(網膜の穴)が発見されることもあります。その場合は、レーザー光凝固術や硝子体手術などの治療が必要です。この他の原因として網膜循環障害、ブドウ膜炎、糖尿病網膜症などもあります。

まず散瞳検査といって、点眼薬を使って瞳を大きく拡げ眼底の端まで診る検査を行います。
網膜に異常が認められない場合にも、網膜剥離の危険性を有することもあり、定期的な受診は必要です。もし、症状に変化があれば、早く受診してください。

目の水平断面図

目の水平断面図
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片頭痛による閃輝性暗点、頭蓋内病変が原因の光視症

この光視症は、患者さんご自身で左右どちらの目に起こったかを認識することが、出来ません。

閃輝性暗点

片頭痛の10~20%で経験される前兆に相当する症状です。目の前に歯車様のジグザクの光が見え、引き続いて物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったりします。大抵は両目同時に起こり、10~30分ほどで症状は消失します。

閃輝性暗点が消えると典型的な場合には、頭の片側にズキズキした痛みが生じます。
これは、物を見る中枢(視中枢)がある後頭葉(脳の後ろの部分)に血液を送っている血管が、けいれんを起こし、血流が減少するために起こります。けいれんが治まって血管が開くと、血液が大量に流れ込みこれによって頭痛が生じます。15~20歳代の女性に多く、1週間に1回とか数カ月に1回とか定期的に起こる場合が多いです。トリプタン製剤によって症状が軽快することが特徴。

頭蓋内病変

閃輝性暗点のみで片頭痛を伴わない非典型的タイプもあり、中高年に多く注意が必要です。血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性もあり、動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症、不整脈など血栓を起こす危険因子がある場合には、かかりつけ医での定期的な経過観察は重要です。
この他に脳梗塞、脳出血などの可能性もあります。病変の場所によっては、視野欠損を生じることもあるので視野検査を行います。 念のため頭部のコンピューター断層撮影法(CT)や核磁気共鳴映像法(MRI)による精密検査を受けて頂く場合もありますので、その際には神経内科や脳外科の専門医へご紹介をさせて頂きます。

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